API設計で押さえるべきチェックポイント15選
APIは、システム開発において、機能やデータを安全かつ効率的に共有するための中核的な仕組みとなっています。Webサービスやモバイルアプリ、社内システム、外部連携基盤など、さまざまなシステムがAPIを通じて結びつくことで、複雑なサービスが成り立っています。その中で、API設計は単なる技術作業ではなく、システム全体の品質や拡張性を左右する重要な設計工程として位置づけられています。
API設計では、「どの機能を公開するか」だけでなく、「誰が、どのように利用するのか」「将来どのように拡張される可能性があるのか」といった視点を踏まえた検討が求められます。設計段階での判断は、その後の実装、テスト、運用、さらには仕様変更時の負荷にまで影響を及ぼします。初期設計の質が高いAPIほど、長期的に安定して利用され、変更にも柔軟に対応できる基盤となります。
本記事では、API設計の基本的な考え方から、設計時に押さえるべき具体的な観点、チェックリストの活用方法までを体系的に整理しています。API設計に関わるエンジニアや設計担当者が、設計判断を行う際の指針として活用できるよう、実務視点を重視して構成しています。API設計を単なる実装前工程ではなく、価値を生み出す設計活動として捉えるための参考資料となることを目的としています。
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