トリビューションモデルとは?コンバージョン貢献度を評価する分析手法と設計を解説
デジタルマーケティングの実務では、コンバージョンが発生したときに「どの施策が効いたのか」を把握したい場面が非常に多くあります。広告、自然検索、SNS、メール、リターゲティング、比較サイト、オウンドメディアなど、顧客は多くの場合、単一の接点だけで意思決定を終えるわけではありません。複数の情報に触れ、比較し、再訪し、迷いながら判断を進めるため、最終的な購入や問い合わせの背後には、いくつもの接点が重なり合って存在しています。そのため、最後に訪問を生んだチャネルだけを見て「これが成果を作った」と結論づけてしまうと、実際には認知や比較検討を支えていた他の施策の価値を見落とすおそれがあります。
たとえば、最初にSNS広告で存在を知り、その後に自然検索で情報を調べ、比較記事を読み、数日後にメールから再訪して申し込みに至ったユーザーがいたとします。このとき、最後のメールだけに成果を帰属させてしまうと、最初の認知形成や中盤の理解促進を担った接点は評価されにくくなります。しかし実際には、それらの接点が積み重なっていたからこそ最終アクションが生まれた可能性が高いはずです。マーケティング施策を適切に評価し、投資配分をゆがめずに判断するためには、「最後に押した接点」だけではなく、「その前に何が起きていたのか」を見る視点が欠かせません。
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