WebCodecsとは?ブラウザで高速な動画・音声処理を実現するAPIを解説
動画コンテンツは、現代のWebにおいて非常に重要な存在になっています。動画配信、ライブ配信、Web会議、オンライン学習、ショート動画、ブラウザ録画、クラウド動画編集など、Web上で動画や音声を扱う場面は年々増えています。以前は、動画の再生や配信は専用アプリやサーバー側処理に依存することが多く、ブラウザは主に完成済みの動画を再生する役割を担っていました。しかし、現在ではブラウザ上で動画を編集したり、映像をリアルタイムで加工したり、低遅延で配信したりする需要が高まっています。
ブラウザ上で高度なメディア処理を行う場合、従来の仕組みだけでは制御が難しい場面があります。HTMLの動画要素は動画再生には便利ですが、フレーム単位で映像を処理したり、独自のエンコード処理を行ったりする用途には向いていません。WebRTCはリアルタイム通信には強力ですが、内部処理を細かく制御したい場合には制約があります。こうした背景から、ブラウザ内で動画や音声のエンコード・デコードをより低レベルに扱える仕組みとしてWebCodecsが注目されています。
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