CMSプロジェクトにおけるUX要件定義の進め方:運用しやすいサイト基盤を作るための実践ポイント
CMSプロジェクトでは、デザインや機能一覧だけを先に決めてしまうと、公開後の運用で使いにくさが表面化しやすくなります。特に企業サイト、採用サイト、サービスサイト、オウンドメディアのように複数部門が更新に関わる場合、閲覧者にとっての使いやすさだけでなく、編集者、承認者、管理者にとっての使いやすさも要件として整理する必要があります。
UX要件定義では、見た目の印象だけではなく、情報を探す、理解する、入力する、承認する、公開する、改善するという一連の体験を具体的に言語化します。CMSは公開後に長く使い続ける運用基盤であるため、初期構築時点で運用体験まで設計できているかどうかが、サイト改善の速度やコンテンツ品質に大きく影響します。
1. CMSプロジェクトでUX要件を扱う前提
CMSのUX要件を定義する際には、まずプロジェクトの目的をWebサイトの表側だけで捉えないことが重要です。CMSは閲覧者に情報を届けるための仕組みであると同時に、社内の担当者が継続的に情報を作成し、確認し、公開し、改善していくための業務システムでもあります。そのため、UX要件は画面デザインの好みではなく、事業目的、運用体制、コンテンツ管理、社内プロセスを結びつけて整理する必要があります。
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